★次回の例会
第136回例会
2025年2月8日(火)18:30開演
劇団民藝公演
グレイクリスマス
作 : 斎藤 憐 演出 : 丹野郁弓
装置 : 松岡 泉 照明 : 前田照夫
衣裳 : 西原梨恵 効果 : 岩田直行
舞台監督 : 深川絵美
出演
五條紀明(伯爵) : 千葉茂則
華子(その妻) : 中地美佐子
紀孝(その弟): 本廣真吾
紘一(その息子): 岩谷優志
雅子(その娘): 神保有輝美
慶子(紀孝の妻): 吉田陽子
三橋(華子の兄): みやざこ夏穂
ジョージ・イトウ(進駐軍将校): 塩田泰久
ウォルター(進駐軍兵士): 神 敏将
権堂 : 岡本健一(客演)
平井 : 吉岡扶敏
藤島 : 平野 尚
ヨシ(女中頭): 船坂博子
ユキ(女中): 飯野 遠
タカ(女中): 野田香保里
稲置(下僕): 境 賢一
深田(門番): 山梨光國
下山(運転手): 愼 将吾
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あらすじ
敗戦の年のクリスマス。進駐軍の将校クラブに母屋を接収され、離れに追いやられた五條伯爵家。天皇は人間になり、華族制度は廃止。路頭に迷って自殺を図る生活力のない当主の五條(千葉茂則)、戦犯裁判にかけられる弟(本廣真吾)、ヒロポン中毒の息子(岩谷優志)らの中で女たちはたくましく、後妻の華子(中地美佐子)と弟の妻・慶子(吉田陽子)は、将校クラブのホステスを引きうけた。不穏な動きを見せる闇屋の権堂(岡本健一・客演)や、日系二世の軍人ジョージ・イトウ(塩田泰久)が出入りする離れでは、にぎやかな宴が始まっている。
ジョージの説くデモクラシーの理想に胸をときめかし、愛をふくらませてゆく華子。娘・雅子(神保有輝美)は、なぜか権堂に魅かれてゆく。やがてアメリカの占領政策がかわり、朝鮮戦争がはじまる。特需景気で旧勢力が息をふきかえし、五條の弟は政界に復帰、息子は警察予備隊に。そして翌年、戦死したジョージから、思い出のオルゴールが華子のもとに届くのだった……。
★これからの例会
第137回例会
2025年4月30日(水)18:30開演
前進座公演
あかんべえ
原作 : 宮部みゆき
脚本 : 佃典彦(劇団B級遊撃隊)
演出 : 松本祐子(文学座)
美術 : 乘峯雅寛 照明 : 桜井真澄
音楽 : 日高哲英 効果 : 横山あさひ
アクション : 渥美博 ステージング : 佐藤薫
舞台監督 : 小野文隆 演出助手 : 横山あさひ
おりん : 山本春美
太一郎(おりんの父) : 渡会元之
多恵(おりんの母) : 上沢美咲
おつた(「ふね屋」の女中頭) : 横澤寛美
玄之介(「ふね屋」のお化け) : 藤井偉策
おみつ( 〃 ) : 北澤知奈美
笑い坊( 〃 ) : 松涛喜八郎
おどろ髪( 〃 ) : 松浦海之介
お梅 ( 〃 ) : 松川悠子
孫兵衛(長屋の差配)/興願寺の住職 : 柳生啓介 ヒネ勝(長屋の少年) : 玉浦有之祐
島次(料理人)/銀次(島次の兄) : 中嶋宏太郎
おたか(島次の女房) : 黒河内雅子
白子屋長兵衛 : 上滝啓太郎
おゆう(白子屋の娘)/お静(白子屋の娘) : 有田佳代 浅田屋為治郎 : 寺田昌樹
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あらすじ
江戸・深川海辺大工町「料理屋ふね屋」には、五人の「お化けたち」が、なぜか成仏できずに彷徨っていた。
ふね屋の一人娘・おりんは、高熱に倒れ死の淵をさまようが命を取りとめる。 その日からおりんには、五人のお化けたちが見えるようになった……。
おりんと語らう中で、お化けたちが留まっている原因が、30年前にこの地で起きたある事件に関わっていることがわかってくる。そして、おりんの他にもお化けさんの姿が見える人がいて…。
「お化けが見える人は、お化けと同じ心の〝しこり〟を持っている」
ふね屋につどった人々の"心のしこり"が様々な形で現れ、次々と思いがけない出来事が襲ってくる。傷つき打ちひしがれながらも、ふね屋の人々もお化けたちも、互いに相手を思いやることで乗り越えていく─。
「人は、つながり合って生きてゆける」
人と人との絆が分断されがちな現代に贈る、ファンタジック・ミステリー!
第138回例会
2025年8月27日(水)18:30開演
文学座公演
欲望という名の電車
作:テネシー・ウィリアムズ
訳:小田島恒志
演出:高橋正徳
出演
山本郁子 : (ブランチ・デュボア)
鍛治直人 : (スタンリー・コワルスキー)
助川嘉隆 : (ハロルド・ミッチェル[ミッチ])
渋谷はるか : (ステラ・コワルスキー)
中川雅子 : (ユーニス・ハベル)
大滝 寛 : (スティーヴ・ハベル)
沢田冬樹 : (パブロ・ゴンザレス)
千田美智子 : (黒人女)
柴田美波 : (メキシコ女)
西村知泰 : (集金人の若者)
磯田美絵 : (見知らぬ女[看護師])
小林勝也 : (見知らぬ男[医師])
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あらすじ
かつてはアメリカ南部の大農園で育ち、上流階級の娘であったブランチ・デュボア。
未亡人となった彼女は「欲望」という名の電車に乗り、「墓場」という名の電車に乗り換え、「天国」という名の駅に下車。ブランチが降り立ったのは、今まで住んでいた街とは遠くかけ離れたアメリカ南部のニューオーリンズのフレンチクォーター。
この地に住む、妹のステラとその夫・スタンリーが住む貧しいアパートにたどり着き、3人の共同生活が始まる。 豪華絢爛な暮らしをしてきたブランチにとって、多民族が交差し合うニューオーリンズでの生活は衝撃的であった。
スタンリーは派手に振る舞うブランチに苛立ちを感じ、二人は反発しあう。そんな中、スタンリーの友人のミッチと出会ったブランチは、自身の新たな希望を見いだすが…。
自身の過去に執着し続けるブランチ。彼女とは対照的に現実を受け入れ、逞しく生きるステラ。そしてスタンリー。
そして3人を取り巻く街の力強さ。全てのエネルギーがスパークし合う先に見える情景とは。
第139回例会
2025年10月 18:30開演
こまつ座公演
きらめく星座
原作:井上ひさし
演出:栗山民也
出演
松岡依都美
久保酎吉 ほか
求められるのは軍国歌謡か敵性音楽か
井上ひさしの日本語音楽劇の記念碑的作品であり代表的傑作。
物語の舞台は昭和15年の東京・浅草。小さなレコード店・オデオン堂に、4人の家族と2人の間借り人が仲良く暮らしていた。しかし、この平和なオデオン堂に大事件が起こって……。
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あらすじ
昭和15年の秋。まもなく整理の対象になっている浅草にある小さなレコード店・オデオン堂。
そこに暮らすのは店主の小笠原信吉と後妻のふじ、長女のみさを、そして広告文案家の竹田と夜学に通う学生の森本も同居している。
太平洋戦争前夜の軍国主義一色の時代に、無類の音楽好きが集まったオデオン堂。
ある日、長男の正一が脱走兵として「非国民の家」となるも、みさをが「軍国乙女」となってから一転「美談の家」となる。戦地で右腕を失ってもなお、骨の髄まで軍国主義の塊である婿・源次郎。
そして逃げ回る正一を追いかける憲兵伍長の権藤を巻き込んでの大騒ぎとなるが・・・
それぞれに信じてきたものが壊れていく時代の中で、「せまいながらも楽しい我が家♪」の歌詞を地でいくオデオン堂と、時代に巻き込まれながらも幻のようにピカピカひかる人間の儚さと力強さを見事に描き出していきます。
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