★次回の例会
■ストーリー
新しい年を迎える大晦日、わがままな女王が、四月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したために、国中は大さわぎ。
ほうびの金貨に目がくらむ継母のいいつけで、マツユキ草を採ってくるようにと一人の娘が真っ暗な森に追いやられます。
そこでは十二月の精たちがたき火を囲んで新年の儀式の最中でした。
娘の話を聞いた四月の精は、他の月たちに頼んで一時間だけ「時」をゆずってもらいます。
そうして娘が手に入れたマツユキ草を渡された女王は、自らマツユキ草を摘むために吹雪の森へと出かけます。
しかし、そこで待ちうけていたものは……。

★これからの例会
■ストーリー
1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。
かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった...。
...長く続いた差別や偏見の嵐の時代...。
やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。
長く地元を離れていた長男も戻ってきた。
しかし...本当に嵐は過ぎ去ったのか?
家族のさまざまな思いを風に乗せて、今、船が動き出す...。
生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。

第129回例会
2023年10月
劇団文化座公演
炎の人
<スタッフ>出演
作 三好十郎 演出 鵜山仁
音楽:高崎真介 美術:乘峯雅寛
衣裳:岸井克己 照明:古宮俊昭
音響:齋藤美佐男 映像:浦島啓
舞台監督:鳴海宏明
制作:国広健一・小林悠記子
《CAST》
ヴィセント・ヴァン・ゴッホ=藤原章寛
ポール・ゴーガン=白幡大介
津田二朗 青木和宣 佐藤哲也
米山実 沖永正志 小谷佳加
高橋美沙 姫地実加 井田雄大 為
永祐輔 小川沙織 岡田頼明
萩原佳央里 早苗翔太郎 田中孝征
桑原泰 市川千紘 深沢樹
原田琴音
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■ストーリー
ベルギーの貧しい炭鉱町で、福音伝道者として坑夫たちと生活を共にしていたヴィンセント・ヴァン・ゴッホだったが、坑夫たちのストライキに加担したとして伝道協会の派遣牧師から職を解かれてしまう。
職を失い画家になる決心を固めたゴッホは、オランダの主都ハーグに移り、モデル女で娼婦のシィヌと出会い同棲を始めたが、絵の師でもあるモーヴはその結婚に反対し絶縁を宣告。
シィヌにも去られてしまったゴッホを慰めるのは唯一の理解者であった弟のテオだけだった。
画商に勤めるテオの口添えでパリに移り住んだゴッホは、印象派の若き画家たち、ロートレック、ベルナール、シニャックらとタンギイの店で交際を深め、中でもゴーガンに深い尊敬と憧れを抱いた。
これまでにない新たな色彩と光の表現に、絵の難しさを知り苦悩するゴッホは疲労と神経の浪費を重ね、都会を離れて南フランスのアルルに一人移る。大自然の中、とりつかれた様に作品を次々と生み出してゆくゴッホは、待ち望んだゴーガンとの共同生活を始める。
しかし、心では尊敬し合いながらも衝突する二人。
ある日、ゴッホは、愛する酒場女のラシェルがゴーガンの膝の上にいるのを目撃する。
恋人、絵、酒、文明、神、道徳、そして……錯乱。
論争と反目を繰り返してきた友ゴーガンは静かに部屋を出て行ってしまう。
ゴッホは自省と狂気の中で、己れの耳にカミソリをあてるのだった……。

第130回例会
2023年12月
秋田雨雀・土方与志記念青年劇場公演
星をかずめる風
イ・ジョンミョン「星をかすめる風」
鴨良子 訳(論創社刊)=原作
シライケイタ=脚本・演出
<スタッフ>
美術=乘峯雅寛 照明=阿部康子
音響=佐久間修一
衣裳=宮岡増枝 映像=浦島啓
演出助手=岡山豊明
舞台監督=松橋秀幸 宣伝美術=小田善久
製作=福島明夫 広瀬公乃
企画協力=論創社
舞台監督助手=山田秀人
大道具=新庄広樹 青木幹友 松田光寿
小道具=奥原義之
照明オペレーター=松浦みどり
照明=森井雄一(ライティングユニオン) 川村孝志(ライティングユニオン)
音響オペレーター=寺島萌
映像オペレーター=河﨑浩
映像部=堀田創(フリー)
衣裳アシスタント=岡本有紀
音響協力=岡本知也(ピアニスト) 加藤史崇(POCO)
協力=洪明花(ハングル語指導) 柴田沙智子(ピアノ所作指導) 本田由美子(歌唱指導)
株式会社俳優座劇場舞台美術部 高津装飾美術株式会社 株式会社コローレ
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■ストーリー 1943年、福岡刑務所で、ある看守が殺された。
配属されたばかりの若い看守が殺人犯の捜索にあたり、投げ捨てられていた看守服のポケットから 藁半紙に書かれた一編の詩を発見する。
誰がなぜ殺したのか。
その詩の意味するものとは…。
一編の詩が人を変え、ひとつの言葉が世界を変える!
韓国の国民的詩人・尹東柱(ユンドンジュ)を めぐる愛と死の物語
世界11か国で出版され、イタリアのバンカレッラ文学賞を受賞した話題の小説を、日韓の演劇交流を続けてきたシライケイタ氏に脚本・演出で詩情豊かに舞台化します!

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