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第129回例会

2023年10月27日(金)

劇団文化座公演 

      炎の人 


<スタッフ>出演
作 三好十郎 演出 鵜山仁
音楽:高崎真介  美術:乘峯雅寛
衣裳:岸井克己  照明:古宮俊昭
音響:齋藤美佐男  映像:浦島啓
舞台監督:鳴海宏明
制作:国広健一 ・ 小林悠記子

《CAST》
ヴィセント・ヴァン・ゴッホ=藤原章寛
ポール・ゴーガン=白幡大介
津田二朗 青木和宣 佐藤哲也
米山実 沖永正志 小谷佳加
高橋美沙 姫地実加 井田雄大 為永祐輔
小川沙織 岡田頼明
萩原佳央里 早苗翔太郎 田中孝征
桑原泰 市川千紘 深沢樹
原田琴音/佐々木愛








■ストーリー
ベルギーの貧しい炭鉱町で、福音伝道者として坑夫たちと生活を共にしていたヴィンセント・ヴァン・ゴッホだったが、坑夫たちのストライキに加担したとして伝道協会の派遣牧師から職を解かれてしまう。
職を失い画家になる決心を固めたゴッホは、オランダの主都ハーグに移り、モデル女で娼婦のシィヌと出会い同棲を始めたが、絵の師でもあるモーヴはその結婚に反対し絶縁を宣告。
シィヌにも去られてしまったゴッホを慰めるのは唯一の理解者であった弟のテオだけだった。
画商に勤めるテオの口添えでパリに移り住んだゴッホは、印象派の若き画家たち、ロートレック、ベルナール、シニャックらとタンギイの店で交際を深め、中でもゴーガンに深い尊敬と憧れを抱いた。
これまでにない新たな色彩と光の表現に、絵の難しさを知り苦悩するゴッホは疲労と神経の浪費を重ね、都会を離れて南フランスのアルルに一人移る。大自然の中、とりつかれた様に作品を次々と生み出してゆくゴッホは、待ち望んだゴーガンとの共同生活を始める。
しかし、心では尊敬し合いながらも衝突する二人。
ある日、ゴッホは、愛する酒場女のラシェルがゴーガンの膝の上にいるのを目撃する。
恋人、絵、酒、文明、神、道徳、そして……錯乱。
論争と反目を繰り返してきた友ゴーガンは静かに部屋を出て行ってしまう。
ゴッホは自省と狂気の中で、己れの耳にカミソリをあてるのだった……。

 



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