劇団銅鑼公演
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おとうふとコーヒーは認知症に効くって本当・・?
とある地域の特養ホーム。その成り立ちも、あり方もユニークなこのホームでは、今夜ひとりの老人が最後のときを迎えようとしている。静かな看取りの夜になるはずだったその日、大きな台風が訪れる。橋の冠水により、ホームはホームは孤立無援となる・・・。
本作で人生の最期を間近に控える女性、ふみ子役を演じる谷田川さほは、「最初台本を読んだ時『私もこんなふうに人生の最期を迎えられたらいいなぁ!』と思いました」と作品を紹介。
詩森ろばさんは、「当事者がある題材はいつも緊張しますが、客席にこんなにも当事者が多くいるだろう題材はほかにないと思います。なのにわたしのようなものが、と怯みましたが、演出家の手腕と出演者の方々のリアリティで、劇中の『おさんぽ』という架空の場所が、ほんとにどこかにあるような、あってほしいなと思える、そんな作品になりました」と手応えを語りました。
演出の青木豪さんは「『おとうふ』みたいに柔らかな口当たりで、『コーヒー』のように目覚めの良い仕上がりになっております」と自信をのぞかせている。
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