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第98回例会

2017年10月14日(土)

公演 

  ラインの監視

作=リリアン・ヘルマン、訳=小田島雄志
演出 原田一樹(劇団キンダースペース)
出演:久保田民絵、山口嘉三、金尾哲夫、
    要田禎子他

 このお芝居は、1940年アメリカワシントン郊外の大邸宅の居間、晩春の10日間が舞台です。
翌年41年12月に日本が真珠湾攻撃を開始したのですから正に太平洋戦争直前のアメリカなのですが、このお芝居には日本は出てきません。
この舞台では当時まだ一応「中立」の立場を取っていたアメリカの、ヨーロッパ特にドイツに向けた視線がお話の中心です。










(あらすじ)
1940年晩春。ワシントン郊外にある大邸宅ファレリー家。女主人ファニーとその息子、黒人の執事と家政婦のフランス女、そしてルーマニアの亡命貴族夫妻。
そこへドイツ人に嫁いだファニーの娘サラが、三人の子供と夫を連れ20年振りに帰ってくる。
昔の思い出に浸るひととき。
しかしナチスドイツ大使館とも通じる亡命貴族テックはサラの夫クルトの素性を怪しみ、ついに手配中の反ナチ地下運動者であることを突き止める。
そこに届いた長距離電話。
クルトは同士であり友である地下運動リーダーの逮捕を知ることとなる……。


「ラインの監視」運営サークル活動報告

前例会からの退会者数が10名と少なかったこともあり、目標会員数を前例会と同じ530名に設定し、会員数509名から運営サークル会を開始した。
今年度は手帳更新で60名の退会者があり、6月の「死神」で唯一前例会をクリアしたものの、8月の「遙かなる甲子園」までに、その会員数は挽回できていない。
しかし、6例会にしたことで鑑賞できた「遙かなる甲子園」はアンケート結果からみても好評で、「演劇の力」を再認識。気持ちを新たに、「ラインの監視」運営サークル会を迎えた。
 複数参加のサークルが多くあり、色々な会員の顔ぶれで全体に明るい運営サークル会になった。
参加するのが初めてという会員が多くいたので、会員数の減少から来るネガティブムードをひきずらなかったのかも知れないが、その分、「持ち寄り目標」の認識や、会員数を増やさないといけないという一貫した意識はなかなか上がってこなかった。
「魅力を知ろう会」では、劇団昴の服部幸子さんを迎え、32名が参加。服部さんのお話上手なこともあり大好評だったが、運営サークルからの参加者が半数以下と意外に少なかった。
平日の午後という日時の関係もあるかも知れないが、事前学習会が「楽しい」「おもしろい」「観るのに役立つ」だけでなく、「お誘いするのに役立つ」というものであることを、もっと運営サークル内で確認し合うべきだったかも知れない。
「持ち寄り目標」は、今回の例会で、「自分のサークルが新会員を迎える目標」だ。
すべてが上手くいくと20人以上の新会員を迎えることになるのだが、「声をかけたけど断られた」という結果が多く、明るい運サの雰囲気とはうらはらに、5回目の運営サークル会までで、運サからの入会者が2名という状況に焦りを感じた。
サークル代表だけに任せずみんなで取り組もうと決めた「持ち寄り目標」だが、「クリアしたい!」という意識を盛り上げていくのに、会議以外の楽しい企画もつくれば良かったと反省。
 最終的には、例会当日まで粘り強く動いた運サメンバーの頑張りで、前例会をクリアできた。
合計11名(運営サークル7名)の入会と、サークルの根分け、準サークルから正サークルへと、久々に複数サークル、3つ(他で2)のサークルが誕生できたことはうれしい成果だ。
運営サークルに初めて参加し、初めてお誘いの声かけをしたというメンバーは、「入会は無理だったけど、声をかけたことをきっかけに近所の人とお話ができたことがうれしい。
これからも声をかけて行きたい」と話していた。
また、「今回は入ってもらえなかったけど、次回に入ってくれそうです」という報告もあり、担当が終わったからおしまいではなく、今後もしっかりフォローしていかないとと思う、1ヶ月半ほどの運営サークル活動では時間が足りない」、「もっと早くから始まっていたら」という意見もあった。担当する例会の活動期間だけでなく、日頃から「演劇鑑賞」の種まきをしていくことを、もっと意識していかねばと思う。
(わかば 松井由美子)

組 織 状 況
会員数 520
退会者数 10
入会者数 11
増 減 + 1
正サークル数 86
サークル数増減 + 2
例会参加者数 416
例会参加率 80
複数参加サークル数 10C 59%
集会開催サークル数 8C 47%
 
運営サークル活動参加状況
サークル数 17サークル
総人数 85名 参加率
運営サークル活動 第1回 11 サークル 14 65
第2回 10 サークル 11 59
第3回 12 サークル 12 71
第4回 15 サークル 19 88
第5回 15 サークル 20 88
第6回 14 サークル 18 82
まとめ 6 サークル 9 35
クリア―サークル率 4 サークル /17  サークル 24
新入会員の運営サークル拡大率 7名/11名 64
 

「ラインの監視」運営サークルに参加して

この楽しさをもっと多くの人と共有を

運営サークルに初めて参加して、サークル会議、事前準備、舞台装置の搬入、受付、交流会、まとめの会などの一連の活動を通じたくさんの方とお知り合いになり、昔々の大学祭を懐うような心ときめく楽しい時間を過ごさせていただきました。私のサークルは楽屋に飾るお花を担当しました。
会員の方が育てられたお花を使って活けたのですが、劇団員の方からは「秋の野を思わせるおしゃれなお花ですね。」と褒めていただきました。
準備の過程で作品への興味や関心も深くなり当日はいつになく舞台に没頭できたような気がしました。
一層演劇を観る楽しさを知り、今後は積極的に入会のお誘いをしこの楽しさをもっと多くの人と共有したいと心から思えた運営サークルでした 。 (グノン 中村)

嬉しい想いが一杯に
第1回の運営サークル会では自己紹介から始まり、数回のサークル会で持ち寄り目標の話し合い、当日までの役割分担を決めるなど、素晴らしい運営サークルで劇団を迎えようと皆で心を一つにしました。私のサークルでは入会3名の目標をあげていたのですが、結果は入会1名で、改めて誘う事の難しさを感じました。
でも、前回、入会した新会員がお友達をお誘いし入会。
文化プラザのロビーで待ち合わせをして、一緒にホールに入っていかれた時は嬉しい想いが一杯になりました。色々と厳しい状況ですが、それを克服した時にそれがまた活動の喜びでもあるようです。
魅力を知ろう会では「ラインの監視」の魅力とともに服部幸子さんの魅力も知り、交流会では役者さん達と素晴らしい時間を持て、そして運営サークルの皆さんの人柄に触れ一緒に過ごさせて頂いた事が何より大切なものとなりました。今思えば、全てが楽しかったですよ?
(ハーモニー1 竹中)

お通しを作りながら電話かけ、そして前例会クリアを
8月10日第1回目の運営サークル会がスタートし、10月7日は第6回最終の運営サークル会。
でも退会10名に対して、入会は未だ6名(運営サークルから2名)悲しい情けない現実を受け入れなくてはならない事になりました。
前例会クリアをしなくては今後の活動に繋がっていかないのではないだろうか?
自問自答? 毎回運営サークル会の話し合いでは、皆、「声掛けして頑張っている」様子なのですが数に反映されず・・・私たちぼてじゃこTは運営サークルの時は2回サークル集会を持ち話し合いをします。
みな真剣に取り組んで眼も輝き皆の想いが伝わってきて、私も頑張らなくっちゃ!と、中学校の友達や職場の仲間に電話をしたり、チラシ片手に自転車で近所周りをしたり、当日朝迄お通しを作りながら電話で頼みこみ、結果ぼてじゃこTで4名と言う素晴らしい成果を上げて、前例会クリアを当日朝、達成する事ができました。
昔から“火事場の馬鹿力”と言う諺がありますが、本気になってやれば出来るという達成感があり、又、サークルの仲間とより密になれ良い経験でした。
(ぼてじゃこT 寺原)

お通しを作りながら電話かけ、そして前例会クリアを
8月10日第1回目の運営サークル会がスタートし、10月7日は第6回最終の運営サークル会。
でも退会10名に対して、入会は未だ6名(運営サークルから2名)悲しい情けない現実を受け入れなくてはならない事になりました。
前例会クリアをしなくては今後の活動に繋がっていかないのではないだろうか?
自問自答? 毎回運営サークル会の話し合いでは、皆、「声掛けして頑張っている」様子なのですが数に反映されず・・・私たちぼてじゃこTは運営サークルの時は2回サークル集会を持ち話し合いをします。
みな真剣に取り組んで眼も輝き皆の想いが伝わってきて、私も頑張らなくっちゃ!と、中学校の友達や職場の仲間に電話をしたり、チラシ片手に自転車で近所周りをしたり、当日朝迄お通しを作りながら電話で頼みこみ、結果ぼてじゃこTで4名と言う素晴らしい成果を上げて、前例会クリアを当日朝、達成する事ができました。
昔から“火事場の馬鹿力”と言う諺がありますが、本気になってやれば出来るという達成感があり、又、サークルの仲間とより密になれ良い経験でした。
(ぼてじゃこT 寺原)

 楽屋へ差し入れた花
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