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第77回例会

2013年9月26日(木)

前進座公演 

  夢千代日記

 出演
夢千代(永井左千子)/ 今村文美
菊奴(はる家の芸者) / 西川かずこ
金魚(はる家の芸者) / 北澤知奈美
雀(はる家の芸者) / 黒河内雅子
時子(小夢)(はる家の芸者) / 有田佳代
アコ / 今井鞠子(フリー)
杉岡スミ(はる家の賄い) / 深町稜子
アサ子(喫茶“白兎”の従業員) / 江林智施
木原医師(湯の里の町医者) / 山崎辰三郎
藤森刑事(湯の里警察署の刑事課長) / 松浦豊和
マコト(記憶喪失の男) / 高橋佑一郎
沼 田(山陽会のヤクザ) / 益城 宏
黒ダブル(沼田の手下) / 渡会元之
赤シャツ(沼田の手下) / 石田 聡
王永春(中国残留孤児) / 柳生啓介
田中加津子(厚生省職員) / 高柳育子
浅田玲子(マコトの妻) / 小林祥子
渡部玉子(夢千代の母の親友) / 田中世津子
春川五十鈴(春川菊之助一座の副座長) / 前園 恵子
春川団次郎(同一座の役者) / 生島 喜五郎

スタッフ
原作/早坂 暁  台本/志村 智雄
演出/志村 智雄・橋本 英治  装 置/石井 強司
照 明/森脇 清治  音 楽/笠松 泰洋
邦 楽/杵屋 佐之忠  同助手/杵屋 佐之義
効 果/川名 あき  振 付/吾妻 寛穂
舞台監督/枦川 孝一

あらすじ
山陰の山あい、余部鉄橋を越えたあたりの、忘れられたような町・湯の里温泉。
《はる家》はその町の小さな置屋である。そこには、芸者の菊奴や金魚、賄いのスミといった、哀しい過去や心に傷を負った女たちが肩を寄せ合うように暮らしていた。
亡き母の跡を継いだ《はる家》の女将・夢千代は、いつも自分のことより周りのことを気遣いながら生きてきたのだが、その身体は病に蝕まれていた。
その《はる家》に見知らぬ男が迷い込んで来た。
彼は、まったく記憶を失っていたのである。
そして何時しか、過去を捨て夢千代のいるこの町で暮らすことを望むようになる。そんな折り、神戸から、山陰に進出しようとするヤクザの沼田らが入って来る。
ところが、沼田はあの広島のピカの日に、夢千代の母に助けられていた……。
もう少し広島での母のことを知りたい。
そして自分の過去から逃げてはいけないと夢千代は思うのであった。
一方、見知らぬ男の過去とは──。




みどころ
「夢千代日記」NHKドラマ人間模様として1981年と翌年、さらに「新・夢千代日記」として1984年に放映されました。
吉永小百合さんが、胎内被爆者として、しかも人生の吹き溜まりのような温泉町の芸者で登場したことが、視聴者を魅了しました。
このテレビシリーズを原作とし、前進座にふさわしいエピソードを取り上げて劇化。
「芸者の三味線、踊り、旅回り一座など女優パワーを発揮、楽しませながら重いテーマがずしりと伝わる」と好評を博しました。












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