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第69回例会

2012年2月4日(土)

幹の会+リリックプロデユース公演 

 王女メディア 


夫への復讐 花嫁毒殺 わが子も殺める


●エウリーピデース 原作/高橋睦郎 修辞
●高瀬久男 演出
●平 幹二朗・城全能成・若松武史・三浦浩一 他
 
ギリシア悲劇の三大作家の一人エウリーピデースの代表作『王女メディア』。
平幹二朗は1973年に男優としてメディア役に挑み、「長く記憶に残る演技」と高い評価を受け、83年にはアテネの舞台に立ち、30分近くに及ぶカーテンコールに包まれました。
男性の地声で演じられるメディアは強烈で猛々しく、人間の悲しみや怒り、様々な感情を大きなスケールで浮き彫りにします。
伝説の平幹二朗の『王女メディア』が新演出で蘇ります!

 


『王女メディア』 夫への復讐 花嫁毒殺 わが子も殺める

紀元前五世紀、ギリシア三大悲劇作家エウリピデスの『メディア』が原作。

夫に裏切られた妻のふくしゆう復讐劇だ。

黒海の東コルキスの王女メディアは、イオルコスからやって来た王子イアソンに一目惚れ。父を棄て、故郷を棄て、弟を殺し、共にイオルコスへ。
そして、イアソンから王位を奪った領主を殺害し、コリントスへ亡命する。
しかし、イアソンはそうこう糟糠の妻メディアを棄て、コリントスの領主クレオンの姫と結婚することに。
クレオンは花嫁花婿への報復をおそれ、メディアに所払い(国外追放)を宣告する。
不実をなじるメディアに、イアソンは「困窮をのがれて身分相応の暮らしがしたい。
子供たちの将来を思っての新しいえんぐみ縁組」と釈明するが、自らの運命を嘆きのろ呪いメディアは復讐を決意する。
「花嫁花婿のむつ睦びあうねや閨に火をつけてくれようか。
抱きあう二人の胸もと深く鋭いやいば刃を突き立ててやりましょうか」と思うが、捕縛をおそれ毒殺に変更。
祝いの品のうすぎぬ紗の打掛と金の冠に毒を塗って姫に贈る。
そして、隣国の大守に逃亡後の保護を哀願し、見返りに「世継ぎを生む」のを約束。
大守はそれを喜んで受け入れる。
毒に苦悶し火だるまとなり息絶える花嫁と父。
「捕らえられ敵のはずかし辱めにあ遇うくらいなら」と、我が子をあや殺めたメディアは、イアソンに「あなたを(生きながら)しんそこ苦しめるため」と言い放つ。
男性のじごえ地声で演じられ、能面のはんにや般若を連想させるメイクも強烈。
人間の悲しみや怒り、葛藤を浮き彫りにする。
邸内から響くメディアの嘆き。声だけ聞かせ、待ちに待ってのメディアの登場。
コロス(合唱隊)のとどろ轟く群読。天空を遠ざかる龍車。
驚きの演出が盛り沢山。
古代ギリシアの神話的事件が、いつどこでも起こりうる普遍的ドラマとして展開。人びとの心の奥に潜む狂的なものを揺り起こす。

メディアの怒り・葛藤・呪いの台詞

★誓いを破った裏切り者は、にいどこ新床の花嫁ともども、ほ祝ぎ歌に沸く館ともども、滅びるがよい。

★女というものは生まれついて臆病な者、戦の役に立たぬはもちろん、つるぎ剣の光りにすらおび脅えますが、夫婦の道を踏みにじられたそのときには、残忍の上にも残忍になれるものですゆえ。

★どうしてそんなにも愛らしいほほえみを私に向けるの…そんな怖ろしいこと、とてもできないわ。
 …誰の子供でもない、わが子ではないか。
 その父親を憎むあまりに子供たちをいけにえ犠牲にして、よし父親を苦しめることができたにせよ、この身はその幾層倍もの苦しみをな嘗めねばな らぬ。できないわ、私には。
 …だが、ここでもしじよう情に流されたらいったいどうなる。

★積み重ねたあくごう悪業にふさわしく、みじめなさいご最期をおと遂げになると、かようにうらごと占言しておこう。


「王女メディア」 リリック
「秋山佐和子」さんにインタビュー!!


◎「幹の会」と「リリック」について
 「リリック」は私で、「幹の会」は平幹二朗さんが、それぞれ一人ずつでプロデュース会社を作ってやっています。
スタッフ、キャストの方達は公演の時に集まってきていただいています。
平幹二朗さんとの出会いは、私が新神戸オリエンタル劇場の東京事務所に居たことがあって、「幹の会」の一本目の作品「オセロー」を新神戸オリエンタル劇場でやって頂くことになっていたのです。
開演日の5日前に阪神大震災がおこり、結局中止になり、その時「幹の会」の方と上演料のこととかあるので大阪から歩いて神戸までいっしょに行ったんです。
道中5時間ぐらいかかるんですが、その間にいろんな交流ができたんです。
そのあと一年ぐらいして新神戸の劇場を辞めて、今度「リリック」というプロデュース会社を作りますって平さんにはがきを出したら、翌日に電話がかかってきて「一緒にやってもらえませんか」と言われて、やり始めたのが「十二夜」からです。
それからずっと「幹の会」の公演は一緒にやっています。
あと幹さんが出てらっしゃる商業演劇とか東京だけでやっている公演は関係してないんですけど。

◎リリックの意味は
もとはギリシャ語で詩とか叙情的などの意味があります。友達に相談した時にたまたまリリックという言葉がでてきて、リリックって4文字で簡単でいいなって、会社を作るにいたったのは行きたい制作会社がなかったからです。
最初に立ち上げた時には宝塚OG(宝塚old girl)の方たちで「ザ・クラブ」っていうコンパクトなミュージカルを創り、そのあとは「マディソン郡の橋」を十朱幸代さんと古谷一行さんとTBSといっしょに創ったりしたんですよ。
そうこうしている内に幹さんから話があった「十二夜」を準備し始めたら、平さんとやるんだったら他のものとは絶対できない、平さんオンリーでないとできないと思いました。
一本だけ宝塚の簡単なショーを創りましたが、あとは平さんオンリーです。

◎「王女メディア」あのみどころは
平さんの心の中にいつまでも住み続け、離れてくれない主人公が三人居て「近松心中物語」「タンゴ冬の終わりに」、そして「王女メディア」のメディアが居る。「王女メディア」はちょっとまえに大竹しのぶさんがされましたが、それでもやりたいという思いで、鑑賞会にも5~6年前に「王女メディア」どうでしょうかと伺ったんですけど駄目だったんです。
男性の事務局長さんだと「やっぱり気持ち悪い」って言ってダメなんですよね。
「あっ、やっぱり」とかいう感じで一度断念したんです。女性の事務局長さんだったらいいんですけどね。
今回は鑑賞会さんのほうから言って頂いてきたんです。
男優さんが女優の役をやること、マツコデラックスさんが市民権を得ている時代になったのですよね。
時代が変わり観たいという話になって、前のメディアでやり残したことがあるのですよ。
前のメディアでは衣装が20kgもあり、こまやかな息遣いまで行きつかなかったので、今回はメディアの細かい心情を描いてみたいと思っていたことが実現して、稽古場での本読みでも平さんの最初の「ああっ〜」のひと声でももうびっくりするようなお芝居、私は日本の現代劇では一番の役者さんだと思うんです。今回の演技は国宝なみの演技だと思います。
「王女メディア」は今回で最後です。体力的にも目いっぱいなんです。絶対手を抜かないので、いつも私が怒られる時に「僕は命を懸けてやっているんだよ、だから君も命を懸けてください」って言われるんです。
ほんとうに命を削りながらやっているって感じですよね。

◎「王女メディア」を卒業するにあたって
自分が表現したかったことを今回の101回の公演で全部やり成し遂げたい、今までもやっぱり100回ぐらいのステージがないと採算があわないのでやるんですけども「95回目にやっと初日がでた」と言われるんですよ、だからいろんなことを毎回ためしがならやるんです。
だから惰性では絶対やらない、毎回初日だと思ってやりますということです。
千秋楽のときにやり残すことがなにもない、すべてをやったと思えれば、にこやかに卒業できるんだろうなと思っています。
そこでもしやり残したことが有ればもう一回復学することがあるかもしれないですね(笑)。
でも体力すごくつかうんで、セリフのしゃべり方がほんとに半端じゃないんです。
滑舌が解りやすいように自分の中で何回も消化しながら、観ているお客さんにも解りやすくって、流さないので疲れると思います。

◎平さんってどんな方ですか 
役者人生以外なにもない、趣味が有るわけではないし、旅行が好きなわけでもない、舞台に上がっているときに初めて「僕は平幹二朗ですと言えます」と役者としてではなく人間として名前が言える、それ以外の時はもぬけの殻です。
ほんとにそうなんですよ。舞台に上がったときに自分が生きる。あとは寝ている。
根っからの役者さん、役者人生で他は何もない。といつもおっしゃられるんです。
自分に一番厳しい方ですよね。
人にも厳しいですけどもまず自分に厳しい、役者人生のためには切れるものは自分の気持ちの中でどんどん切っていけるんです。
最初のころはキャスティングとかもこういう役だからこういう人がいいねと、技術的にも優れた人とか候補にあげていたんです。
最近は「努力する人とやりたい」とちょっと変わってきています。努力する人は多少レベルが低くとも変化し上がってくるじゃないですか、レベルの高い人でも努力しなければ下がるか、同じ状態というのは101回のステージをやっていく中でつまらない。
だから多少技術的に劣っても僕は努力する人とやりたい。だから今いる人たちは努力される人達です。
もちろんスタッフもそうした方たちです。
「王女メディア」を5~6年前に最初企画した時にご本人が演出すると言っていたんですよ。
その時にご本人が考えたこともありますよね。
今回は高瀬久男さんとも相談しながらやっています。
スタッフも音楽や美術も平さん推薦の人を入れていますね。

◎舞台にこだわられるのは
テレビに出るのではなく舞台、特に「幹の会」で鑑賞会を回られる舞台の時が一番楽しそうなのです。
前回から付き人制をなくしたんですけど、以前付き人をしていた方が平さんはテレビとかのときは全然面白くなさそうというより機嫌が悪い。「幹の会」のときが一番ご機嫌ですと言っていました。それは楽しいからなんですよ。
鑑賞会を回る時は2年前に半年間ぐらいを抑えて、そのあいまにテレビとか他の芝居を入れる。
テレビなんかはほんとに隙間、お茶の間芝居なのは自分には合っていないと思ってらしゃるから、特殊な役柄であって自分で創れる役ならテレビでもやるけどやっぱりつまんないようです。
「幹の会」の舞台だと自分でこういう風に創ってほしいと演出家にも言えるからです。

◎プライベイトでは
プライベイトは何にもないですよ。ワインが好きなんだけど喉を壊したので今回の公演中、「6月30日までワインを飲まないから僕を助けてください」って仏壇のお母さんに誓ったんです。
カーテンコールのワインは頂きますよ(笑)【今回のカーテンコールのプレゼントはワインでした】

◎彦根の印象は
たたずまいが京都に近いなという感じがして、みなさん明るくって、親近感がもてて、搬入の時にもあんなに沢山の方がいらしてくれてみなさんいい方達だという印象です。 

「王女メディア」 運営サークルを終えて

 昨年の4例会連続「前例会クリア達成」を更に伸ばすというプレッシャーを感じての年頭例会である「王女メディア」。
しかも二月例会は年末年始を挟んでの準備ということで、会議の日にち設定も大変でした。
退会者は例年よりも少なかったとはいえ、58名あり558名からのスタートとなり、目標の620名をいかに達成するのか?!
みんなで意見を出し合い、智恵を出し合い話し合いを重ねていきました。
時期が時期だけになかなか会議に出席しにくいので、当初は少し心配もありました。
しかし今回の担当サークルのみなさんは、非常に自発的に仕事を申しでてくださり、またサークル活動に一番大切な複数参加が多くスムースに予定をこなすことができました。
今回は劇団の事前学習会がありませんでした。
それで平幹二朗さんは知っていても2500年前のギリシャ、あるいは時代背景など少しは知っていないと人を誘うにしても困るのでは?
ということで、初めての試みではありましたが、運営サークル独自の学習会をしよう、ということになりました。
台本からメインの箇所を選び短くではありますが朗読劇、手に入るものでのギリシャ料理、そして時代背景やギリシャ悲劇の話、などなど。運サ会議やシール渡しの日が詰まっているにもかかわらずそれぞれが気持ちよく協力してくださいまして、大いに盛り上がりました。
今回初めてお出会いした方、初めて運サに参加された方がありましたが、これが「鑑賞会」の目的であり意味ではないかと思いました。
これからもいろいろな意見や情報交換する中で、鑑賞会が元気になっていくことを実感致しました。ただ参加者が思ったほど見えなかったのが残念で
今後どのようにお誘いしていくのかが課題だと思います。
さてさて、例会の二日前、久々の大雪が彦根を直撃しました。
半端でない積雪に例会が開けるのか非常に心配でした。
会員さんの中には前日、会場まで来て確かめる方もいらしたほど。
次の日は何とか雪もおさまり駐車場も除雪され一安心でした。
しかし残念なことにやはり出にくかったこともあったのでしょう、いつもの例会出席者より50人ほど少なかったことは確かです。
それにアンケート回収は階段凍結のため出口が一ケ所になり、しかも担当に当たっていたサークルが全員欠席というアクシデントもあり回収率は大変低かったです。
しかし、出して頂いた感想は「王女メディア」はみなさん大変素晴らしいと感激の声が圧倒的でした。
また今回は交流会がなかったため、いつもの俳優さんたちのサイン色紙をまとめの会で抽選しました。
これはちょっと楽しかったです。
今回のサークル活動の結果は32名の入会者で590名の会員数となりました。久々に入会者が30名を越えました。
皆様のご協力心から御礼申し上げます。この勢いと流れを4月例会「川を越えて、森を抜けて」にバトンタッチいたします。
一つ、会員さんにお詫びがあります。
シール渡し初日にいらして下さったかたにお渡しする順番カードが順番通りになっていないところがあり、会員さんに不愉快な思いをさせてしまいましたことをここに改めてお詫びいたします。
今後とも何卒よろしくご理解、ご協力お願い申し上げます。     (ミキティC 寺田美紀)


『王女メディア』の運営サークルに参加して

私達のサークル「チェリー」は、女性ばかりの5人グループです。
いつも夕方4時に集まって、食事をしながらおしゃべりして楽しく交流した後、文化プラザへ向かい演劇を鑑賞しています。
今回「王女メディア」の運営サークルということで、無理のないようにみんなで助け合って、活動をしました。
「王女メディア」の事前学習会で、「メディアと夫の台詞を朗読する」ことになり、私は夫の役をやりました。
事前に2回の練習がありましたが、演技指導も本格的にしていただき、本番ではスムーズに朗読することができてホッとしました。
また「王女メディア」の解説をしていただいたり、手作りのギリシャ料理をごちそうになったり、「寒い冬に、暖かい雰囲気の事前学習会」でした。
本番では、一番前の「かぶりつき」の席で鑑賞できて大満足でした。
特に最後のクライマックスの場面は、自分が台詞を朗読したこともあり、舞台に吸い込まれてしまいました。
平幹二朗さんの迫力は言葉では言い尽くせず、本当に素晴らしい演技でした。
一番印象に残ったのは「笑い声」で、鳥肌がたつほど「ぞくぞく」しました。どの世界でも、粋を極めた方はステキですね。(チェリーC 滝)

運営サークルを終えて
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突然の大雪で搬入は出来るのだろうか?
道路は通れるようになっているのか?
グループの中の友人が「平幹二朗さんの以前に観た舞台はすばらしかった」との夢見ごこちの感想に多少私もあおられたとは思いますが、平さんの「王女メディア」はすばらしかった。難解な言葉が多いもの大きな解りやすい声と滑舌の良さで引き込まれました。
前日の3日に雪どけの出来ている道路は固まってガチガチになった道路が心配で調べに来て、文化プラザも重機で雪どけの最中を見届けました。
当日幸いにも天候に助けられ、雪も少しずつ溶け雪道で足元の悪い中の準備に、時間の余裕で集合する事が出来、一時間程で搬入作業を済ませる事が出来ました。
「王女メディア」では私は3回のお手伝いではありましたが、楽しく終えました。
また、我がリーダーは事前学習会での要望をメールで、資料をファックスで送って下さり、難解な言葉の解説文書やまとめの会の日程等々が送られてきて私もコピーをしたり、転送でグループの他の皆様にお伝えして、準備で人手の必要な手作りサークル活動が少しずつわかってきました。
寒くて鼻水をたらしながらのお手伝いを無事終える事が出来ました。
今年度の当番は雪のない≪チョッピリ大変だったけどネ、思い出深かったヨ…リーダーへでも≫心配事のない当番月を選んでね!!
私、雪道自信がないからネ、リーダーお願いしますヨ。 (F.W)

例会アンケート


○今回の「王女メディア」はとても良かった。我が子を殺すという残酷な場面を出さず声で上手く演出され、ラストシーンの平幹さんの優雅と憂愁を味わわせる女性らしい細い線が印象深い。2時間が短く思えた。
○一幕で長セリフ、さすが平幹さんのすごさを感じました。78歳と思えない迫力は俳優生活 57年のまさに怪物そのものである。演出は異なるとはいえアテネで絶賛された演技を地方の鑑賞会で観ることが出来、大変幸せに感じた。
○本当に地元で、凄い人、物語が観られて、好き嫌いがそれぞれあると思いますが凄い熱演が伝わってきました。私は凄く引き込まれました。
○セリフ劇はすばらしいのですが2時間休みなしは厳しかったかも・・・。でもいろいろな劇を観ることは大切ですね。
○難しかったが良かった。現代社会の親子・夫婦・社会の支配関係を考えるいい機会になりました。主演者の演技の巧みさに感銘しました。 
○あまりの良さに目を見張り本当に雪の中来てよかったと思います。今までで一番良かったです。
○ 凄い!!この舞台が彦根で観られるなんて!!平さんの声力には一流の役者を思い知りました。演出もあまたの受賞は当然と感じました。劇に吸い込まれていく自分に気づき鳥肌が立ちました。堪能させていただき感謝です。
○舞台にずーっと引き込まれました。
○ものすごい迫力で衣装替えの早さにもびっくりでした。心の動きがよくわかりました。
○久しぶりに芝居を観た感じです。大満足。
○ 凄い迫力でした。衣装も素敵でした。
○ とっても楽しみにしてました。ぎっくり腰をおしてきました。何というセリフまわしが素晴らしいの言葉しか出ません。演出もとてもよかった。
  感激でいっぱいです。


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