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第66回例会

2011年8月21日(日)

劇団東京ヴォードヴィルショー公演 

 「アパッチ砦の攻防」より
   戸惑いの日曜日 


脚本/三谷幸喜
演出/佐藤B作
出演/西郷輝彦、升毅、石野真子、あめくみちこ、中澤裕子、小島慶四郎 ほか

三谷幸喜が劇団ヴォードヴィルショーのために書き下ろした 
シチュエーション・コメディ!!
これぞ三谷作品伝説のコメディ!!
笑いっぱなしの3時間!!

ある日曜の午後、高級マンション『フォートネス・アパッチ301号』のリビングルームで、娘(鏑木ちよみ)が父親(鏑木研四郎)に結婚の報告をしている。「絶対幸せになるからね」「当たり前だろ・バカ」くつろいだ雰囲気の中、娘は婚約者(堤君)を呼びにいく。そこへゴルフバックを担いだ男(鴨田巌)が入ってくるが、どうも部屋の様子がおかしい。くつろいでいた鏑木は急に慌て始め、テレビの配線を頼まれた電気屋だ、と言う。実は、このマンションは4日前まで鏑木が住んでいたのだ。借金まみれのすえ家を売るはめになりそんな時、しばらくぶりに一人暮らしをしている娘から電話があった。「結婚したい人がいるからあって欲しいの。紹介するから家に連れて行くわ」。情けない姿を見せたくなかった鏑木は考えた。たまたま、奥さん(鴨田まち子)が電気屋でテレビの配線を頼んでいるのを見て、今日だけこっそり部屋を貸してもらおうと思い、電気屋に変装してやってきたのだ。初めはちよみと堤君を騙すだけでいいと思っていたが、20年前に別れた研四郎の前妻(若宮サダ)や、堤君の両親までちよみがマンションに呼んでしまいパニックに。そのうち、本当の電気屋が訪れ、鴨田の妻が浮気をしている不動産屋(寺門)までが現れ、このアパッチ301号にはどんどんと人が増えていく。次々と登場する人物が、あれよあれよという間にドタバタに巻き込まれ、引っ掻き回されるシチュエーションコメディー。さて鏑木は、どう乗り切るのか!!


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