第34回例会 丘の上のイエッペ 交流会の様子
(アンケート集計)
期待していた・・・84 感動した・・・80
していなかった・・・17 考えさせられた・・・12
関心がなかった・・・3 登場人物に共感・・・47
難解・・・1 退屈・・・1
(一口感想)
久しぶりに楽しい劇を見せていただきまして、まさしく芝居の醍醐味を味わわせていただきました
とても面白くて楽しい劇でした
最高です。きょうのために演鑑に入会していたような気分になるくらい良かったです。大ファンです。
TVでよく村田さんを見ていましたし、大ファンです。そして今日「丘の上のイエッペ」を見てもっとファンになりました。長せりふとパワフルな動き、ついついイエッペの世界に引き込まれてしまいました。
昨今の暗いニュースばかりの中息抜きができたようでした。とても面白かったです。
あれだけのせりふがよくもまあ・・・、とても面白かった!!
せりふの面白さ、歌あり踊りあり時には、近頃の社会情勢にちなんだブラックユーモアを交えた楽しいお芝居でした。お客さんとの掛け合いやアドリブも良かった。
村田雄浩さまのアドリブとか芝居にはますます感動しました。また皆様一人一人の芝居も、すばらしいと思いました。
言葉が聞き取りにくいときがあって残念だったが、風刺が入り面白かった。リズム感があってよかった。
とにかく面白い劇だった。イエッペのキャラクターに笑わせてもらいました。イエッペの素朴さの中にある暴君の顔には、平凡な人の中の怖さが現れていると思った。領主のいたずらを発案した従者がイエッペの言動を見、裁判(のふり)でイエッペの弁護をしているうち、ただの飲んだくれだと、見ていたイエッペを一人の人間と認め、友人のように接していくところが、ポイントになっていると感じた。しかしその場面が重くなったりせず、あくまで軽い雰囲気のまま、楽しく楽しく描かれているところが、特に好きだと思った。
会場に問いかけるような客席参加型の芝居で楽しかったが、現代のパロディを組み入れやや軽いお笑いの芝居のようになり、笑いの深みがなかったのが残念。しかし、村田さんに楽しませてもらった。アンコールの拍手があった公演は初めてでとても楽しめた。
”笑いの質”が、自分の好みとは違う、かなり不快な作品でした。一番後ろで見ていて、ライブとして、皆さんが楽しんでおられるのはいいことだと思う反面、本当に心の底から笑っておられるのだろうかー??と。少なからずギモンと驚きで見ていました。基本的に、人を笑いものにして笑いをとる、ことには、とても抵抗を感じます。(現在、テレビなどにあふれている笑いは、ほとんどこれだと思うのですが)それから、江波さんが気の毒に思えました。イメージだけを強調したキャスティングのような気がします。彼女でなくても全くかまわない役だと思うので。地人会の、木村光一演出作品とは思えませんでした。不快感を持ったのは私だけではなかったように思います。「三人吉三」との落差が大きすぎます。例会の並び、とても大切です。希望する作品を取るのが難しい状況なのは良くわかりますが、それだけに、質を見極める目を皆さんで育ててほしいと思います。(・・えらそうに、すみません)交流会は、いろいろ工夫されていて、参加者が皆、それぞれに楽しめたと思います。ご苦労様でした、ありがとうございました。参加された会員さんの「楽しかったよ!が、広がってくれるといいですね!」
(地人会の皆さんからのお便り)
ひこね演劇鑑賞会事務局及び「丘の上のイエッペ」運営サークルの皆様
拝啓 風にまじる花の香に春を感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
「丘の上のイエッペ」では大変お世話になりました。
お芝居というものは、舞台と客席との間にあるものとは、よく言われることですが、今回ほどそのことを教えられた作品はありませんでした。出演者が終始観客に向かって語りかけるこの作品は、演劇鑑賞会の皆様のあたたかい反応に育てられ、弾みを増してゆきました。おかげさまで、東京公演も、連日出せる限りの補助椅子を並べても追いつかないくらい盛況のうちに幕を閉じることができました。
「明日から元気を出して、暗い世の中だけど乗り切っていこうという気分になりました。ありがとう。」こんなアンケート回答をいただきました。まさにそういう芝居づくりをと私たちは考えていただけに、うれしいご意見でした。
終演後の家路につく会員の皆様お一人お一人の充実した笑顔が、私たちに演劇の持つ力を改めて教えてくれました。これからもともに感動の輪を広げてゆきましょう。
また新しい作品での再会を楽しみにしております。ありがとうございました。 敬具
2005年4月
演劇制作体 地人会 代表 木村光一 制作総括 渡辺江美 製作担当 友谷達之
いかがでしたか。喜んでいただけたようだ、という報告、うれしく思いました。木村光一
皆さんが楽しんで運営参加してくださっていることが感じられ、何よりうれしかったです。これからも楽しさをたくさんの人たちに伝えていってください。友谷

●イエッペが通ったという伝説すら今でも残っている居酒屋
| 【 配役 表 】 | ||||||
| イエッペ | 村田雄浩 | |||||
| ニレ(その 妻 ) | 江波 杏子 | |||||
| 領主 の 男爵 | 立川 三 貴 | |||||
| 領主 の 秘書官 | 丸 林 昭夫 | 侍 女 | 築 野 絵美 | |||
| ヤコブ( 居酒屋 ) | 松 熊 義信 | 従 僕 ・ 兵隊 1・ 村人 | 巖 大介 | |||
| 従者 :リカルド | 鈴木 弘 秋 | 従 僕 ・ 兵隊 2・ 村人 | 石川 洋行 | |||
| 従者 :エリック | 押 切 英希 | 従 僕 ・ 兵隊 3・ 村人 | 栗田 和美 | |||
| 執事 | 大 佳 央 | 召使 い・ 廷吏 ・ 村人 | 渡邊 貴也 | |||
| 医者 1 | 井上 文彦 | 召使 い・ 廷吏 ・ 村人 | 上田 裕之 | |||
| 医者 2 | 森山 潤 久 | 召使 い・ 廷吏 ・ 村人 | 井上 拓也 | |||
| 男爵 の 情婦 :マチルダ | 宮沢 茉 由 | マグナス | 江波 杏子 | |||
| 男爵 の 情婦 :シシリー | 西浦 八恵子 | 楽士 | 日高 哲 英 | |||
![]() |
【ルドヴィ・ホルベア】 1684〜1754 「デンマーク文学の父」と呼ばれる、18世紀前半に活躍した。 1717年からコペンハーゲン大学の教授となる。高い教養と国際的視野を兼ね備えた33歳の若き学者はその後、小説・エッセイ等の出版により成功を収め、結果 男爵の称号を与えられた。 当時、デンマーク・ノルウェーの啓蒙君主フレデリック5世に寵愛された。 ホルベアは、晩年に全財産を文学振興のために提供したことから尊敬を受け、生誕200年にあたる1884年に記念祭が開催された。 その記念祭の為に作られた曲が、組曲「ホルベアの時代から」(グリーク作曲)である。観劇の後、鑑賞されますことをお勧めします。 http://www.ne.jp/asahi/leaf/man/music/grieg.html より引用 |